私が不動産屋として仲介手数料を頂く理由(中盤戦)

前半戦の記事はコチラ

では、不動産屋に何を求めるのか?

PAK86_houijisyaku20131005500 あなたは不動産屋に何を求めますか?
  1. 仲介手数料の安い仕事
  2. 問題なく引越が出来るような仕事
  3. 適切な判断の後、スムーズな引越が出来るような仕事
1番を選ばれたあなた。 今すぐ、パソコンやスマートフォンを利用して物件情報をポータルサイトでチェックして下さい。 「仲介手数料無料!」や、「仲介手数料半額!」 と、謳っている不動産業者さんは数限りなくあります。そちらへご連絡して利用されたほうが良いと思います。何故なら、これまでの記事の通り、不動産業者と一般の方の情報差は限りなく無くなりつつあるからです。  

単純な物件情報の紹介に、もはや価値はありません。

N695_ichimanensatu500 どうして「あなたが」「今このタイミングで」「その場所にある不動産」を、選んだのか。この納得を共に考え提供するのが不動産業だと私は考えています。 お金はとても大切です。ですから「仲介手数料をとにかく安くしたい!」という気持ちもわかります。けれども不動産業も商売ですから、仲介手数料を安くすればそれだけ売上が減ります。売上が減ればその分、商品開発やサービスの質、提供に掛けられる時間が減っていきます。 そういった商品・サービスを求める方がいらっしゃることも事実です。そして過去に私も、そういったサービスの不動産屋に勤務していた経験もあります。 けれどももし、あなたが、、、 2.問題なく引越が出来るような仕事 3.適切な判断の後、スムーズな引越が出来るような仕事 といった、不動産探しに安心や適切な判断の手助けを求めるなら、仲介手数料を払ったとしても、信頼できる人間に不動産探しを依頼すべきです。  

「物件」じゃなくて「不動産屋」で選ぶべき理由

PAK85_yoteihyouwotukerubiz500 法律上、賃貸ならば賃料の1ヶ月分、売買ならば3%+6万円(速算法)と、不動産業者の仲介手数料の上限は決まっています。 数年間〜数十年間ほぼ毎日利用する不動産を購入することを考えれば、この「手数料の値段だけで業者を選んでしまう」ことは危険だと思います。手数料は最初の仕事に対してだけ、物件の家賃やローンの方が圧倒的に高額で長期の支払いになります。 ポータルサイトの情報は入口でしかありません。残念ながら現在の不動産業界の多くの分野は広告競争になっています、広告費を掛けてお客様を集め、契約を交わす。そこに商品を磨く余裕はありません。 しかし、現在お客様に見えているポータルサイトは不動産探しのメインゲートなのです。そこから情報を得るというのが一般的で、不動産屋(エージェント)で選ぶのではなく、物件で選んでいます。 本来、不動産屋の仕事は物件を探す前から始まり、契約をした後にも続きます。陳列された商品をお客様が選ぶことで契約まで辿り着くのであれば、それは本当の不動産業とは言えないのでは無いでしょうか。   どこの不動産屋へ行こうとも大きな情報差は無い今、「物件」じゃなくて「不動産屋」で選ぶべきだと、私は思うのです。   次回、後半戦では私の考える不動産の仕事を、 「物件を探す前」→「探す間」→「探した後」に分けて書きたいと思います。 ここがお金をいただく理由になります。
ケン・トータル・コンサルティング

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