【児童養護施設 星美ホームを見学して】

被害少年サポーター研修会の為、北区赤羽台にある児童養護施設「星美ホーム」に訪問、シスターからお話を聞かせていただき、施設の見学をしました。

星美ホームのこと、シスターや職員の皆さんの活動のこと、皆さんに知ってほしいです。

 

児童養護施設 星美ホーム

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星美ホームは星美学園という東京都北区赤羽台にあるカトリック系私立女子校の敷地内にある、児童養護施設です。

星美ホームの歴史は古く、1929年に初めのシスターが来てから日本での活動がスタート。「聖ヨハネボスコ」 「聖マリア・マザレロ」という二人の創立者により、学校教育と児童養護施設という2つの目的で設立されたようです。

以前は180名ほどの児童が生活をしていたそうですが、現在は92名。板橋、荒川、足立、八王子など、様々なところから子供たちが来ているそうです。

 

シスターのお話

シスターは赤羽だけでなく、以前、九州の施設でも働いていたそうです。九州へ訪れるとギャップを感じることがあったようで、やはり都内である赤羽の方が誘惑も多く、問題を起こす児童が多かったそうです。

そんなシスターは、5年前にまた赤羽に戻ってきたそうですが、子供が起こす問題の種類が変わっていることに気がついたようです。これまでの問題は「施設外」で起きていたそうですが、その問題が「施設内」で起こるようになっていたそうなのです。

 

変化する児童が抱える問題

現在、星美ホームにて生活する子どもたちは、7割が被虐待児で、 3割は障害を持った児童だそうです。92人いる子どもたちの男女比は半々くらい、幼稚園児から高校生までが共に生活しているのですが、施設に来るタイミングもそれぞれで抱える問題もそれぞれだそうです。

だから、年齢、環境、生まれが違う子どもたち一人ひとりにあった対応をして、それぞれの「やりたい事」や「エネルギー」を伸ばしてあげることを大切にしているとのことでした。・・・と言葉にするのは簡単ですが、実際に子どもたちに触れ合うシスターや職員さんの努力は並大抵のものではないと思います。

 

子供は親を諦めきれない。

年に数回、子どもたちは外泊が可能で、自宅に帰ることも出来るそうです。ただ、被虐待児が家庭に戻ると、また暴力を受けてしまうことも多いそうです。

それは施設を卒業したあとにも言えるようで、「親に会うべきではない」とわかっていても、「周囲に引き止められた」としても、親に会いに行ってしまい再度被害にあってしまうことがあるそうです。

 

「子どもたちは悪くなく、親が悪い」

「連鎖を断ち切るためには、親を諦めるしかない」

 

というシスターの言葉は衝撃的でしたし、「そこまで言わなくても良いのではないだろうか・・・?」と一瞬思いました。しかし、目の前で救えるはずの命が失われ、子どもたちの未来が奪われるのを幾度となく見てきたシスターだからこその言葉なのではないでしょうか。

 

凶悪犯罪の100%は愛着障害

凶悪犯罪の100%は愛着障害だろうというお話がありました。

幼児期の教育はとても大切で、この頃に愛着形成がなされていない子どもは、思春期になって問題が出てくるそうです。

最近ニュースでも話題になっている凶悪犯罪も、その背景をニュースで知ると、まさしく愛着障害だったのではないだろうかと感じました。

 

 

ヨハネ・ボスコの精神

「通じる愛」の実践。
子どもを愛するだけでは足りない。
子どもが愛されていることを感じないといけない。

シスターのお話を聞いていると子どもたちとの信頼関係を結ぶことを大切にしていることを感じます。優しいだけでなく、厳しさもあるシスターの言葉は、本当に子どもたちのことを大切に思っているからこその言葉で、重たい言葉なのだと思いました。

先日の児童が虐待で殺されてしまった事件を受けて、「家庭が1番だけど、施設に入れてくれれば救える命だった。預けてほしい。」というシスターの言葉が胸に響いてきました。

児童の教育、親の教育、仮に上手くいかなくなってしまったときの児童養護施設のような受け皿、いずれもとても大切だと思いました。

 

星美ホームのこと、皆さんにもぜひ知ってほしいです。

星美ホーム
http://www.seibi-home.jp/

ケン・トータル・コンサルティング

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