【阿部雅龍さん遠征報告会】
昨晩は阿部雅龍さんの遠征報告会へ参加させてもらいました。
阿部さんがグリーンランドで何を見て、何を感じたのか？150人近くの人が集まりお話を聞きます。
シロクマさんと阿部さん
遠征報告会は19時スタートだったのですが、仕事の関係で到着が30分ほど遅れてしまいました。
会場の蓮根地域センターに到着すると、室内は超満員！！座席にびっちりお客さんがいました。
上の写真はシロクマさんと阿部さんが一緒に写っているところです。（超危険！笑）
５ｍくらいのところまで寄ってきているようですが、阿部さんいわく、お友達になれそうなシロクマさんだったから大丈夫とのこと。
けれど、野生のシロクマは絶対王者だから、ショットガンを持参しているし、熊よけスプレーも持参しているという話もされていました。
熊よけスプレーはトウガラシでできているから、くまの目に命中すればびっくりして逃げていく。
実際くまに襲われたらショットガンなんて扱えないですよ、スプレーのほうがまだ使える可能性がある。
くまは風下からしか近づいて来ないから、唐辛子スプレーを自分でくらうことはないですが、たまーに変なくまがいて、風上から来ることもあるから注意して下さい！
これらは阿部さんが僕らに話してくれた、シロクマに対峙した時の知識です。
どれも明日からすぐに使える知識ばかりですね。笑
こんな阿部さんと初めて私がお会いしたのは、阿部さんがグリーンランドへ行く前のお話。
2015年11月、植村直己冒険館でした。
「夢を追う男」冒険家・阿部雅龍さんと行く植村冒険館ツアー【阿部雅龍さんとの出会い】
続・「夢を追う男」冒険家・阿部雅龍さんと行く植村冒険館ツアー
あれから阿部さんが戻ってきて、まさか板橋に住むことになって、こんなにも仲良くしてもらえるとは思いませんでした。
余談ですが、、、阿部さんの自宅兼トレーニングジムにお邪魔した時、キッチンで二人で食事の準備をする機会がありました。
僕が、冷凍庫を開けると・・・・そこにはなんと・・・・・
大量のシロクマが！！！
といってもこれですけどね 笑
「ここまで徹底してるんですかー！？」という僕に、阿部さんは「しろくま好きなんです」とおっしゃっていました。笑
報告会も終盤
報告会も終盤にさしかかり、阿部さんは日本人初の南極探検隊隊長 白瀬矗さんの辞世の句を引用されていました。
「我れ無くも かならず探せ 南極の 地中の宝 世にいだすまで」
冒険に縁のない僕ですが、阿部さんと初めてお会いしてから、少しだけ白瀬中尉のことを調べてみました。
白瀬中尉は南極極点到達を目指していたものの、猛烈なブリザードにあい、苦渋の決断の末、断念。帰還したそうです。（ただ、その御蔭で人命は失われること無く帰還した）
その後、白瀬中尉は南極探検で負った４万円（現在の価値で約２億円）の借金を一人で背負い、その返済に終始する後半生を送ったそうです。
阿部さんは、白瀬矗中尉の足跡を辿り、単独徒歩での南極点到達を目指しているのです。
続いて、素晴らしいなと思ったのはこちらのスライド
前世代の夢を継ぐ冒険
次世代に夢を継ぐ冒険
阿部さんが南極に挑戦するためには１億円以上のお金が掛かるそうです。
なんでそんなにお金をかけてまで、なんで命を掛けてまでそんな挑戦をするのでしょうか？
その挑戦が失敗に終われば、誰の目にもとまらないかもしれません。
誰も知らずにひっそりとその挑戦は終わってしまうかもしれません。
それなのに何故挑戦するのか？
それはきっとこの２枚のスライドに込められているのではないでしょうか？
「我れ無くも かならず探せ 南極の 地中の宝 世にいだすまで」
「前世代の夢を継ぐ冒険 次世代に夢を継ぐ冒険」
宝物は誰かが見つけて世に出さなければ、なんの価値もありません。見つけ出す人がいてはじめて宝物だと思います。
そして、手に入るかどうかわからない宝物、たどり着けるかどうかわからない場所、そこに挑戦する人がいるからこそ、僕たちは夢を持てるのでしょう。
誰も挑戦をしなくなれば、世の中には一つとして夢や宝物は無くなってしまうのではないでしょうか。
そんな世の中にしないためにも、阿部さんは今日も限界に挑戦し続けるのでしょう。
そして、その挑戦は僕らの背中をぐいぐい押してくるのでしょう！
阿部雅龍さんの情報はこちらから
http://jinriki-support.com/abe/index.html
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