あれから5ヶ月リッツとルヴァン結局どっちが売れたの?【ヤマザキVSモンデリーズ】

昨年、話題となった「リッツ」と「ルヴァン」の攻防。その後どうなったのか?という記事が東洋経済オンラインに記載されていたのでご紹介。

私のブログでも昨年取り上げましたが、結果はいかに?自分なりに分析してみました。

 

リッツVSルヴァンの問題ってなんなの?

ことの発端はヤマザキ・ナビスコがライセンス製造・販売をおこなってきたリッツだが、ライセンス元のモンデリーズ・ジャパンが自社製造・販売に切り替える方針を打ち出したことがきっかけ。

ヤマザキは2016年8月末でリッツの生産を終了。社名をヤマザキビスケットに変更し、9月1日より後継商品となるルヴァンの製造・販売を開始したのです。

 

リッツとルヴァンどっちが売れたの?

あれから5ヶ月実際どっちが売れたのか?皆さん気になるところですよね。

東洋経済オンラインの記事では、実際のPOSデータを元に分析したようです。

出典:東洋経済オンライン 「リッツ」と「ルヴァン」の攻防戦、本当の軍配

 

その結果。

スーパーではルヴァンがリッツを圧倒

全国のスーパーにおける1店舗当たりの売り上げ点数を見ると、2016年12月はルヴァンが約110点、リッツが約60点。ルヴァンがリッツに2倍近い差をつけて圧倒している。事前の予測はさまざまだったものの、ルヴァンが強いことがわかる。これはもともとの流通の強さに加えて、消費者嗜好への訴求力の強さもあったのだろう。

 

日本人の好みはどっち?と言われていますが…

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自分が書いた記事でも触れているのですが、、、

【大手スーパーでも店舗ごとに差が出るのはこういうところだと思う。】

商品の味はもちろんありますが、店頭でのディスプレイ方法、顧客への呼びかけによって販売数は大きく変わってしまうのだと思います。当然、ただ並べるよりも、試食販売をしていた方が売れそうだな―と思いませんか?

 

「流通の強さ」のホントの意味

まずヤマザキビスケットとモンデリーズ・ジャパンの流通の違いを会社の規模で比較してみる

ヤマザキビスケット モンデリーズ・ジャパン
創業 1970年10月 1978年1月
本社・営業所数 17箇所 3箇所
資本金 16億円 4.5億円

こうやって見ると確かにヤマザキビスケットの会社の大きさ、営業所の多さなどから、営業力に違いが出てくるかもしれません。

 

ここから、さらに掘り下げ、商品ラインナップを見てみます

ヤマザキビスケット モンデリーズ・ジャパン
主な商品 ルヴァン
エアリアル
チップスター
YBCスタンドパック
スリムサンド
リッツ
オレオ
プレミアム
トライデント
クロレッツ
リカルデント
ストライド
ホールズ
キシリクリスタル

クッキーやスナック菓子などのチップス系のみを扱うヤマザキビスケットに対して、モンデリーズ・ジャパンはガムやアメのラインナップに強いようです。

さらに関連会社を見ていきます。

ヤマザキビスケット モンデリーズ・ジャパン
関連会社 ヤマザキパン
不二家
東ハト
ヴィ・ド・フランス
サンデリカ
イケダパン
他、計14社
名糖アダムス株式会社

ヤマザキビスケットはヤマザキパンを始めとした、有名な企業がたくさん並んでいます。モンデリーズ・ジャパンの関連会社名糖アダムス株式会社というのはガムの製造を行う会社のようです。

 

スーパーの売り場担当者の気持ちになって考えると、、、

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商品ラインナップを見ればヤマザキビスケット、モンデリーズ・ジャパン共に魅力的な商品を製造販売していることは明白で、会社の規模に関わらず消費者に愛されている商品がいくつもあることがわかります。

ただ、関連会社を見ると、ガム・キャンディーの製造販売に特化しているモンデリーズ・ジャパンに対して、ヤマザキビスケットはヤマザキパン、不二家をはじめとしたビックネームがズラリと並んでいることがわかります。小売業者であるスーパーマーケットからすれば、売れ筋商品を供給してくれるところ、売上規模の大きい商品を提供する会社は贔屓の会社ということになり、メーカー側からしてもたくさん売ってくれる小売業者は上顧客になりご贔屓さんになります。

ここで実際に販売する売り場担当者からすれば、ご贔屓さんへの力の入れ方が変わってきて、販売方法、陳列方法が変わり売上に影響を及ぼしているのではないでしょうか。

 

単価の安いシンプルな商品で、大手に差をつけて戦っていくというのは大変なことなんでしょうね。

 

出典
ヤマザキビスケットモンデリーズ・ジャパン

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