【必見】夏を涼しく暮らす日本の知恵!

梅雨はどこへ行ったのか、毎日暑い日が続いていますね。朝も晩もこう一日中暑くては、仕事をするにも、体を休めるにもなんだかスッキリしません。

日本家屋の歴史では団扇、扇子、水まき、風通しの良い間取りや深い軒、ひさし、窓にすだれをかけるなど、高温多湿となる夏の気候と上手く付き合えるよう工夫されてきました。

本日は温故知新、暑い夏を快適に過ごす方法を歴史から学びます!

 

 

そもそも日本は暑くなっているのか?

気象庁では1876年からの気象統計データをホームページで公開しています。

今回はそのデータをもとに8月9月の東京都における日平均気温の月平均値(℃)をグラフで整理してみました。

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近似曲線(真ん中の黒い線)を見ていただくと、年々気温が上がっていることが分かります。これが温暖化の影響なのか、太陽の活動が活発になっているからなのか、人口が増加していることが原因なのか、様々な議論が展開されていますが、とにかくわかることは『今年の夏もかなり暑くなりそうだ』ということです。

 

どうして暑いと感じるのか?

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人間は恒温動物ですので、常に37℃前後の体温を保とうと働いています。また、温度は高い方から低い方へと流れる性質を持っています。外気の温度が体温より低ければ体の温度を発散することが出来るのですが、外気と体温が近ければ熱は体にこもってしまい暑いと感じるのです。

 

涼しくする為に

それでは、部屋をどのように涼しくしていけば良いのでしょうか?

ずばりキーワードは3つ、「光と熱」「風通し」「湿度」です。

 

【光と熱】

光と熱は窓から入って来ます。一般的なサッシですと、日差しの9割が透過すると言われており、室温は上がる一方です。これを防ぐために古くから日本では「すだれ」や「よしず」が使用されてきました。また、現代においては、これに代わるものとして緑のカーテンを実践する方も増えてきています。緑のカーテンは自然のチカラを利用することによって、遮光遮熱効果だけでなく、植物の蒸散作用により周りの熱を奪う作用があります。

 

【風通し】

皆さんも体感的に風が無い日は暑いと感じられると思いますが、人が暑さを感じるときには気温だけでなく風も重要です。
古くから日本家屋は風通しを考えて作られてきました、先人の知恵として古くから暑さ対策は考えられ、伝承されてきていたのです。しかし残念ながら昨今日本の住宅事情では、「極力スペースを多く取る」「部屋数を多くする」等、利益最重視で作られていることが多く、特にマンションでは風通しが良いと言える部屋が少ないのが実情です。部屋探しをされる時は是非「風通し」も条件に入れていただくことをお勧めします。

 

 【湿度】

室内の湿度が高くなると人は不快に感じますし、カビやダニが繁殖しやすくなります。古くから日本家屋では湿度を自然の力でコントロールするために土壁(珪藻土等)を使用して来ました。しかし現代では乾式壁(石膏ボード)にビニールクロスが使われることが多くなりました。これもデザイン性とコストを考え選ばれているのでしょう。湿度を下げるためには風を通す事が有効です。

 

いかがだったでしょうか?エアコンは嫌だから扇風機と気合で乗り切る!というのも良いですが、古くから伝わる歴史の知恵をもって快適に過ごすというのはいかがでしょうか。

 

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