【不動産情報とブロックチェーン技術】LIFULLホームズ

LIFULLホームズがブロックチェーン技術を不動産情報の管理に活用するための実証実験を始めたようです。当然の流れかと思いつつも、少しだけ不安も感じます。

 

LIFULL

先日社名が変わったばかりのLIFULLさん。まだ慣れません、、、当分ホームズと呼んでしまいそう。(^_^;)

2017/08/24  日本経済新聞 朝刊  15ページ  
不動産情報サイト「LIFULLホームズ」を運営するLIFULLは、ブロックチェーン(一度記録されると改ざんできない記録技術)を不動産情報の管理に活用する。ブロックチェーンを提供する企業などと連携して9月から実証実験を始め、実用化を目指す。
 LIFULLは9月から、ホームズに掲載されている物件の家賃、価格などの過去の履歴をテックビューロ(大阪市)が提供するブロックチェーンに書き出す。同社の保有する不動産情報は年間1億回程度更新されているといい、システムにかかる負荷を確認する。分散記録されたデータを再び集めて、任意の物件情報を問題なく出力できるかどうかも検証する。
 不動産情報では提供サービスごとに同じ物件でも賃貸価格や、物件価格などが食い違う場合がある。

一昨日の記事ですが、注目。

ブロックチェーンといえば、ビットコインの核となる技術で話題になっていました。当然、ビットコインだけの技術というわけではなく、新たな技術転用はこれから増えてくるのでしょう。そんな中での記事でした。

 

ブロックチェーンと不動産

business-switchx4_TP_V

日経の記事にあるように、「不動産情報では提供サービスごとに同じ物件でも賃貸価格や、物件価格などが食い違う場合」があります。ブロックチェーン技術を利用すれば、どれが正しい情報なのか?を判別できるというわけです。

不動産ポータルの中には間違って登録されてしまった場合や、「おとり」で不正に価格を下げて問合せを獲得する目的で物件が登録される場合があります。こういった間違った情報を正すことが出来るのがブロックチェーン技術というわけです。

 

ただ、一つ気になることが。それは、ブロックチェーン技術はいわば多数決を利用した技術です。正しい情報でも少数派(1箇所だけ違うなど)の情報は淘汰されてしまうのではないか?ということです。

物件によっては、オーナーさんから特別な条件で家賃が設定されることもあります。懇意にしている不動産屋には「おたく(不動産屋)からのお客さんだけ特別な条件でいいよ」と言われているときなどはどうなるのでしょうか。

 

そして、全ての情報が同じ条件で表示されるとすれば、不動産仲介業者は不動産の知識や経験というよりもWeb上の表記(営業トーク)によって差が出て広告屋さんが仕事をたくさん取れるようになるのでしょう。

間違いのない情報が記載されるようになるのはいいことだと思いますが、物件情報が全て同じになるというのは不動産情報に適しているのでしょうか?

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

不動産の事でお困りの方はご相談下さい

「スペックというフィルターの外にある物件を一緒に探して欲しい。」

「ライフスタイルに合った自分だけの部屋を一緒に見つけて欲しい」

「マンション経営・管理の信頼できるパートナーを探している方」

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

弊社の不動産仲介は、ご紹介もしくはご予約限定となっております。

まずはお電話、もしくはメールにてご連絡下さい。

賃貸・売買・管理・不動産のご相談は、 
MBA不動産ケン・トータル・コンサルティングへ。

お問い合わせはコチラ

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

ケン・トータル・コンサルティング

Leave a Reply

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>