生産と営業【不動産ポータルサイトの利用が主要なインフラになりつつある不動産仲介業について】

不動産屋として店を構えていると、不動産ポータルサイトの営業がやってきます。皆さんご存知の大手不動産ポータルサイトが、うちのような零細企業にまで営業をかけて来るのです。

手広くと言うか隅々まで営業するもんだなぁと感心してしまいます。

 

ポータルサイトは広告か?インフラか?

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営業マンはこう言います。

「今は、皆さんネットで探されている方がほとんどですから!掲載すべきです!」

「皆さん掲載されているので、『☓☓(広告枠)』以上のプランでないとなかなかアクセスされづらいです。。。大丈夫です1件のお申込みで元は取れます!」

 

かれこれ10年ほど不動産業に携わっており、数年前までは僕もこの言葉に乗って、広告枠を毎月数十万円購入していました。

 

最近思うのは、「不動産業者(仲介)にとって不動産ポータルサイトへの広告掲載は、広告という枠を超え、インフラになっているのではないか?」ということです。

 

日本全国で宅地建物取引業者の数は約12万2千件、宅地建物取引士の人数は94万人以上います。不動産ポータルサイトは年々増え、それが増える度に新しい会社とも契約をしているという会社も多いはず。

私の会社でも明らかに、毎年かけるインターネット広告への費用は増加しています。

 

購買行動プロセスAIDMA

購買行動のプロセスとしてAIDMAという考え方があります。

Attention(注意)→Interest(興味)→Desire(欲求)→Memory(記憶)→Action(購買)

また、コトラーは

問題認識→情報探索→代替製品の評価→購買決定→購買後の行動という5段階の購買決定プロセスを説明しています。

 

近年ではインターネットの普及により、上記のプロセスだけでは説明できないとして、「Search(検索)」が入ってくるという考え方もあるそうです。

 

広告会社っていいなぁ 笑

いや、ここまで考えてみると、どんなビジネスにでも対応出来る広告会社っていいなぁと思ってしまいます。笑

とにもかくにも、買ってもらうためには「注意を引いて、興味を持ってもらう必要があります」

ですから、現代の多くの不動産仲介業者が取るべき手段は広告を購入することが必須になっているのかもしれません。

 

それは不動産屋がやることか?

不動産業者がやるべきことは、自身の知識を磨いたり、オーナーさんと話し合い提案し、良い部屋を作っていくこと。つまり、適切なサービスや商品を作ることだと僕は考えています。

 

ですから、

ポータルに言われるがまま画像を登録したり、コメントを入れるのは、商品を作ることではないと思っています。

弊社の場合は社員数が多いわけではございませんので、ネットに登録した物件数なんかでは、当然、大手に対して勝負が出来ないわけですし。

 

でも、個人的な事情を抜きにしても、ネット上に写真を載せたりコメントをたくさん書いたりする作業というのは不動産屋の仕事のごく一部でしかないと考えています。

けれども、それが80%、90%という業者さんがたーーーくさんいるのも事実です。

 

やっぱり僕は、自分にしか出来ない仕事を探して行きたい、作っていきたいと思うわけです。

 

 

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