【学生の頃、意味なく通いつめた楽器屋のおじさんとの思い出話。】Amazonで楽器買って切なくなる。
とっても便利なAmazon。
夜、ふと思い出してクリックしておけば、早ければ翌日届いちゃうAmazon。
早いし、便利だし、無くてはならないAmazonで楽器を購入してみました。
ちょっと切なくなりました。
夜中にクリック
夜22時を過ぎた頃だったでしょうか。ふと思い立って、Amazonをクリック。
注文をするときには到着する時間指定が出来て、翌日の14時〜16時に到着するとのこと。
ということは、こんな夜でも作業している人がいるのかな。
先日、川越に訪れた時、Amazonのロゴが書かれた大きなバスに、恐らくAmazonの倉庫で働くのであろう人々（様々な外国の人たち）が早朝から乗り込んでいくのを見たことを思い出す。
翌日、届く。
翌日届いたAmazonの箱は、不気味に笑っているように見えます。(^_^;)
購入したのはこちら
Pearlのカウベルとカウベル用のビーター
共に定価よりかなり安くなっていましたし、当然送料は無料。もっというと、カウベル用のビーターなんて小さい楽器屋さんにはなかなか置いていないでしょうね。
ここでまた思うわけです。
昔は用もないのに楽器屋さんに足繁く通ったな。。。。と。
自分が使う楽器やそれにまつわる消耗品などの道具は、なかなか売っているお店がなく、電車を乗り継いで新宿や高田馬場、御茶ノ水といった場所まで買いに行ってました。
時間も取られるので、行ったときには一気に買い込みたいんですが、楽器製品は定価だと結構な金額、学生のときには余分に買うのも困難でした。
また、情報が仕入れられるのも楽器屋さんからだけですから、そこにある商品が自分の全てになります。だんだんネットが普及してきて色んな情報が入ってくると「あれ、俺なんでこのリード使ってんだ？」とか、他のどこにも売っていないマニアックな製品をずっと使っていたことに気がついたりするんですよね。笑
高校生のときに、池袋のとある場所に行きつけのクレールという楽器屋さんが出来ました。
用もないのに学校帰りによく通うんですが、しょっちゅう行っているもんだから親父さんが顔を覚えていてくれて、僕にかなりの激安で楽器を売ってくれるんです。
例えばバンドレンの青箱、テナーのリードで1箱1300円。あとは僕がクラリネット欲しくなって、クランポンのステューデントモデルのB♭クラリネットを仕入れてもらったら6万円くらい。（ちなみにこのクラリネットは今でも使っています。）
知らない人にはなんのこっちゃ？と思うかもしれませんが、今でもこんな激安価格で買うことが出来る場所は無いでしょう。
その後もクレールのおじさんとは仲良くさせてもらいました。
僕が、池袋の町おこしイベントで西口にあるマルイの入り口の前（交差点の真ん前）で演奏していたときには、たまたま、おじさんが見ていてくれて話をしたことを思い出しました。
「お前、なかなか上手いじゃないか。」と言ってくれたのもいい思い出です。
そんなクレールさんも今は無くなってしまったようです。
Amazonも便利でいいんだけど、楽器屋さんに無駄に入り浸っていたあの頃、とっても幸せだったと思います。
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