【鎌倉・古我邸】建物に惹きつけられるとはこういうこと

先日鎌倉に訪れたときに見つけた一つの建物があります。それはとても大きな大きな洋館で、思わず足を止めて眺めてしまうほど。

古我邸と書かれた表札の横にはメニューがありましたが、きっと完全予約制のレストランなのだと思い立ち寄るのを諦めてしまいました。

帰宅後、色々と調べてみるとこれがすごい建物でした。

 

青空に映える洋館

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 これがその建物です。

住宅街を歩いていると突然現れる巨大な敷地

カメラで撮ろうとしても収まりきりません!

門は空いているのですが、どこか入りづらさを感じてしまう、高貴な雰囲気。。。(^_^;)

 

よく周りを見ると表札が有りました

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古我邸と書かれた横に情報量の少ないメニューが…笑

これは気軽に入れないなぁとそこをあとにしてしまいました。

 

古我邸とは

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(画像出典:http://photozou.jp/photo/show/1066517/230854638)

帰宅後、古我邸について調べてみました。

 

古我邸は1916年(大正5年)三菱合資会社(後の三菱財閥)の専務理事兼管事をしていた荘清次郎の別荘として、旧三菱銀行本店や旧丸ノ内ビルディングの設計を行った桜井小太郎の設計のもと、15年の歳月を費やして完成したそうです。

その後、1937年(昭和12年)に日本土地建物(株)の経営者であった古我貞周氏が法人資産として「古我邸」を取得したことから、古我家の方々が100年間に渡り管理を続けてきたそうです。

政治家の別荘として使われたり、敗戦後、G.H.Qに接収され、将校クラブとして使われていた時期もあった古我邸は日本の歴史に深く関わってきました。

出典:http://kamakura-koga.com/about/

 

古我邸、再生

現在、築100年を越えた古我邸はフランス料理のレストランとして再生しました。

古我邸のホームページからはその様子や写真を見ることが出来ます。

http://kamakura-koga.com/revival/

 

このページに書かれていることが私のハートをガッチリと掴んでしまったので、ここに転載させていただきます。

「築100年の住宅をレストランとして蘇らせるということ」は、ただ単に建物を改修改するということとは全く次元の異なる作業でした。
例えるならば、他の人が組み立てられたブロックをパーツにばらし、組立説明書のないまま、「自分たちのエッセンスを加えつつもう一度元どおり組み立てること」と言えます。
自分の知らない時代に建てられた建物の声を聞き、次々に起こる問題に答えを出していく。

その答えが建物にとって最善であったことを確認するために、これからの時間を建物と共に過ごしていくことが、ここに携わった多くの人々へ私たちが果たせる責任だと思っています。
そして、フランス料理店として第二のスタートきった「古我邸」が、たくさんの笑顔を生み出し、ハッピーの起点になることが、建築物というモノが街や社会に貢献できる1つのあり方だと私たちは信じています。

出典:http://kamakura-koga.com/revival/

 

私は、建物はただ単に「住む場所」ではないと思っています。

建物はそこに存在することにより、そこに住んでいる人だけでなくそこの周りに住む人、通り掛かる人、全ての人にとって関係のあるものになります。

そして、建物は景色の一部、町並みになります。

自分だけが良ければいいという建物の立て方、管理の仕方、そういう考えはあってならないと思います。これからも責任を持って不動産のあり方を考え、ご提案し、仕事をしていきたいです。

 

今度、予約をしてレストランに行ってみたいと思います!!

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