【住まいの買いどき感 調査】リクルートスーモの資料を読む

リクルートスーモにて2013年より3ヶ月に一度行われている「住まいの買いどき感調査」この2016年3月度最新版を見る機会がありました。

データによると住まいの買い換えどきだと感じている人は増えているものの、実際に行動は起こしていないとのこと。今日はこちらを検討してみました。

 

『住まいの買いどき感』調査(2016年3月度) ~一般生活者の買いどき感が3.3ポイント増加~

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情報元はこちらのリンクからどうぞ。リンク先からPDFもダウンロードできます。

この調査は一般のかたが住宅購入、建築、リフォームのタイミングだと感じているか?という調査だそうです。

重要どころを抜粋すると

●一般生活者のなかで今が「住まいの買いどき」と感じている人は19.3%で、前回調査より3.3ポイント増加

●住み替え検討者・リフォーム検討者ともに買いどき感が増加、住宅検討者全体の買いどき感は44.2%に

●買いどきと感じている人のなかで、なんらかの検討行動をとった人は40.4%と前回から4.2ポイント減少

●買いどきと感じる理由は、「金利が下がりそうだから」 「お金が借りやすいから」が大幅に上昇し、前回調査トップの「消費税率の引き上げが2017年に予定されているから」を上回る

とのことです。

 

買いどき「感」ってなんだろう?

調査方法はネットアンケートで2択

・今は住宅を買うタイミング、建築・リフォームするタイミングだと感じている

・今は住宅を買うタイミング、建築・リフォームするタイミングだと感じていない

随分シンプルですよねー

 

ところでこの買いどき感の「感」ってなんなんでしょうか?

 

なんだか曖昧だな。

 

なんて思ったのですが、日本銀行が発表している「短観(全国企業短期経済観測調査)」これも似たような質問でやっているんです。こちらは以下の様な感じ。

(1)判断項目

以下の項目は、「最近(回答時点)の状況」および「先行き(3か月後)の状況」について、3つの選択肢(1~3)の中から、回答企業の判断(季節的変動を除く判断)に最も近い番号を選択するもの。

業況 回答企業の収益を中心とした、業況についての全般的な判断。
(「1.良い」、「2.さほど良くない」、「3.悪い」)
国内での製商品・
サービス需給
回答企業の主要製商品・サービスの属する業界の、国内における需給についての判断(回答企業の実情に応じて、「客入り」「引き合い」「荷動き」なども考慮した回答を含む)。国内需給のみの判断が困難な場合には、国内外全般における判断でも可。
(「1. 需要超過」、「2. ほぼ均衡」、「3. 供給超過」)
海外での製商品
需給
回答企業の主要製商品の属する業界の海外における需給についての判断。
(「1. 需要超過」、「2. ほぼ均衡」、「3. 供給超過」)
製商品在庫水準 回答企業の売上高などに照らしてみた製商品在庫の過不足についての判断(「最近の状況」のみを調査)。
(「1. 過大ないしやや多め」、「2. 適正」、「3. やや少なめないし不足」)
製商品の流通
在庫水準
回答企業の主要製商品の属する業界の、国内および海外における流通在庫の過不足についての判断(「最近の状況」のみを調査)。
(「1. 過大ないしやや多め」、「2. 適正」、「3. やや少なめないし不足」)

出典:https://www.boj.or.jp/statistics/outline/exp/tk/extk03.htm/

 

「さほど・ほぼ・やや、どれもふわふわっとした感じがする!」と思う方が多いのではないでしょうか?

けれども、このあいまいな「感覚」でも市場は動くんですよね。

 

なんでもかんでも数字で解析できるほど世の中単純じゃないってことですかね。

 

 

調査から感じたこと

今回の調査によると「買いどきだ」と感じている人が増えているものの、「実際に行動している人」は増えていなかった、という結果でした。

これだけだと「何故、実際に行動をしていないのか?」がわからないのですが、他の調査データと併せてみれば何かが見えてきそうですね。

 

 

消費税8%への増税が見送られそうですが、これが消費者の動向にどう影響するのか?

駆け込み需要が無くなって買わなくなるのか?

そんなことが気になってくる昨今。

 

全体の大きい数で見ればある程度の偏りは出てくるのかもしれませんが、僕が接するお客さまのことを考えれば、それぞれのご家庭毎に購入・売却等々の理由があるわけです。

 

データは結果に対して後から理由を付けただけに過ぎないのかなと考えると同時に、結局は「目の前のお客さまにとって一番いいご提案をする」ということを突き詰めていくだけなんだろうなと感じました。

 

 

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